Googleアドセンスに合格できず悩んでいる方へ、筆者は15回目の挑戦で合格しました!この過程では、不合格通知に具体的な理由がないため、手探りで対策を進めるしかありませんでした。
トライ&エラーを重ねてきた経験を基に、この記事では実施した具体的な対策を紹介します。多くのノウハウを参考にしながら、今苦しんでいるあなたの助けになれば幸いです。
Googleアドセンス対策!『基本編』
Googleアドセンス合格には、最低限の体裁と禁止事項の遵守が不可欠です。
最低限整えるべき体裁ル
- 独自ドメインの取得
- お問い合わせページの設置
- プライバシーポリシーの設置
- プロフィールの設置
- 申請コードの正しい設置
禁止事項
- ポリシー違反
最初に上記を一つずつ確認をしていきます。
ダメだとくる不合格通知
正確な理由はGoogleにしかわかりませんが、経験上、最低限の体裁が整っていないと申請後すぐに「準備が整っていない」という不合格通知が届きます。これは内容を見てもらえず、AIの自動判定で弾かれている状態だと思います。
私のサイトも最初の2回はこの通知、通称「腕組みおじさん」を受け取りました。
お客様のサイトをAdSenseで審査いたしました。 審査の結果、残念ながら、お客様のサイトは広告を掲載する準備が整っていないようです。サイトに広告を掲載できるようにするには、いくつかの問題を解決していただく必要があります。
引用元:Google AdSenseからの結果通知メールより
独自ドメインの取得
Googleアドセンスに申し込む際は、Google Adsenseヘルプに記載された以下の条件を満たす必要があります。
- 自身が所有するサイトである(独自ドメイン)
- パスを使用していない(例:example.com/path)
- サブドメインを使用していない(例:subdomain.example.com)
- パラメータを含まない(例:example.com/?q=target)
Google Adsenseヘルプに記載されている具体例
申請OKの例 | 申請NGの例 |
https://example.com/ | https://example.com/page.html https://example.com/directory https://example.com/?q=target htttps://subdomain.example.com/ |
Googleアドセンスへの申請には、独自ドメインが必須です(例外あり)。サブドメインは、はてなブログ(無料版)のように合格事例もありますが、レンタルサーバーのサブドメインやパス形式では申請自体ができない場合があります。
必ず独自ドメインを取得してから申請することをお勧めします。
プライバシーポリシーの設置
Googleアドセンス利用には、Googleが規定する内容を明記したプライバシーポリシーの設置が必須です。
個人ブログの場合は、ほぼ定型文で構いません。既に合格しているサイトのプライバシーポリシーを参考に、サイト名やURLなどを変更すれば容易に作成できます。「Googleアドセンス プライバシーポリシー 雛形」などで検索すれば、使える雛形が見つかります。
ただし、必須項目が全て網羅されているか確認し、WordPressテーマのサンプルをそのまま使うのは避け、不要な部分は削除・修正しましょう。トップページからすぐにアクセスできるよう設置することが重要です。
お問い合わせページの設定
Googleアドセンスに合格するためには、ユーザーにとって有益なサイトであることが重要です。特に、サイト運営者への連絡手段がない場合、信頼性や有益性に疑問が生じます。
そのため、お問い合わせページの作成が必要です。このページへのリンクは、トップページから簡単にアクセスできる位置に配置しておきましょう。
WordPressで運営している方は、Contact Form 7プラグインを利用することで、簡単にお問い合わせフォームを設置できます。
これにより、ユーザーとの信頼関係を築き、Googleに信頼されるサイトとして評価されることが期待できます。
プロフィールの設定
Googleアドセンス合格のためには、サイト運営者のプロフィールも重要です。運営者の情報が不明瞭だと、サイトの信頼性に欠けると判断される可能性があります。
プロフィールでは、運営者がどのような人物で、どのような専門性や権威性を持っているのかを明確に示す必要があります。「この人の記事なら読んでみたい」と思わせるような内容にすることがポイントです。
信頼性の向上を目的として、トップページからすぐにアクセスできる場所にプロフィールへのリンクを設置しましょう。
これにより、Googleはサイトの信頼性を高め、アドセンス合格の可能性を高まります。
申請コードの正しい設置
Googleアドセンスに合格するためには、申請コードが正しく設置されていることが不可欠です。`<head>`タグ内にコードが貼られていない場合、申請時にエラーが表示されるため、すぐに気づくことができます。
しかし、書式がわずかに間違っていたり、プラグインの影響でコードが2回貼られていると、申請は通るものの不合格となることがあります。
このような場合を避けるために、サイトのソースコードを表示し、「adsbygoogle」で検索して、2カ所以上ヒットするかどうかを確認しましょう。正しい設置が合格への鍵となります。
ポリシー違反
Googleアドセンスには、いくら申請を続けても不合格になる条件が存在します。それはポリシー違反です。
記事をブラッシュアップする前に、ポリシー違反がないか確認することが重要です。どんなに質の高いサイトでも、一部の記事にポリシー違反があれば不合格となります。
Googleのポリシーの全文は、Googleパブリッシャー向けポリシーに記載されているので、必ず目を通しておきましょう。
危険ドラッグや動物虐待など明確にNGなコンテンツもありますが、知らずに違反してしまう可能性のある内容も存在します。以下に違反コンテンツの例を挙げます。
違反コンテンツ
- 知的財産権・著作権の侵害
- アルコール飲料のオンライン販売を促進するコンテンツ
- アルコールの無責任な消費を助長するコンテンツ
- 処方薬のオンライン販売
- 銃や銃の部品(スポーツやリクリエーション目的であっても誤用により重大な危害を及ぼす恐れがあるもの)
- タバコやタバコ関連商品の販売の促進
掲載する画像が著作権フリーであること、著作権登録された漫画キャラクターや商標登録キャラクターを不正に使用していないこと、そして出版物や他サイトの情報を正しく引用しているかどうかに十分注意が必要です。
また、アルコールに関しては、Googleアドセンスを掲載しているワイン専門家ブログも存在しますが、どこまでがNGかは明確ではありません。
そのため、アルコールや飲み会に関する話題、アルコールが写った写真については避けることをおすすめします。合格できずに悩んでいるなら、特に注意が必要です。
Googleアドセンス対策!『応用編』
基本編をすべてクリアしても、合格できないことはよくあります。気を落とさず、冷静に対策を続けていきましょう。
記事の内容に問題があれば不合格通知
基本編をクリアしても合格しない場合、不合格理由が「有用性の低いコンテンツ」になっている可能性があります。この場合、不合格通知も異なる内容のメールが届きます。
コンテンツの質を見直し、ユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。
お申し込みの状況について
このたびは AdSense に関心をお寄せいただきありがとうございます。お客様のお申し込み内容を確認させていただいたところ、当プログラムのご利用要件を満たしておられないことがわかりました。そのため、申し訳ございませんがお申し込みを受け付けることができかねます。引用元:Google AdSenseからの結果通知メールより
Googleアドセンス対策はここからが本番です。私はこの不合格通知を12回受け取り、友人に助けを求めて添削してもらいました。
第三者に先入観なしでブログを見てもらうことは非常に効果的です。Googleアドセンスの審査も同様に行われるため、ブログ読者にとってわかりにくい点は、作成者自身では気づきにくいものです。
外部の視点でのフィードバックを受けることで、内容や構成を改善し、ユーザーにとって有益な情報を提供できるようになります。これが、合格への重要なステップとなります。
Googleアドセンス合格の条件
世の中にはGoogle AdSense合格の手引きや対策方法、経験談が多数公開されていますが、効率的に合格を目指すためには、Googleがどのような基準で判断しているのかを知ることが重要です。
まずはGoogle AdSenseヘルプを確認しましょう。お申し込み時の条件には、合格のための基本的な内容が明記されています。
もし、合格できずに悩んでいるなら、Googleの公式情報を参考にし、基本を押さえることをお勧めします。上記サイトでは合格条件として3つの点が挙げられています。
これらを理解し、具体的に対応していくことで、合格の可能性が高まります。
Googleアドセンス合格の条件
- サイトの有益性:他のサイトにはない魅力があるか
他のサイトではなくこのサイトをわざわざ見にくる価値があるか - サイトの独自性:興味深い独自コンテンツか
専門家の知識、読者の困りごとを解決する方法、クチコミ情報、自分のアイデアなど、他にはない独自の情報か - サイトの利便性:操作が簡単でわかりやすいか
サイトが見やすく、ナビゲーションバーやメニューバーにより読みたい記事まで簡単にたどり着けるか
合格するために実践したこと
上記のことを踏まえ、合格までに実施したことのポイントを紹介して行きます。
日記型記事の削除とリライト
日常日記のような、読後感に「それで?」と感じさせる記事は削除または修正しました。客観的に見て、情報価値の低い記事はGoogle AdSense合格の妨げになると判断したためです。
削除した記事については、404エラーを出さないよう、Google Search Consoleでインデックス削除申請を行いました。
YMYLに抵触している記事のリライト・削除
YMYL(Your Money Your Life)に抵触する可能性がある記事は、Googleアドセンス申請中は非表示にすることをお勧めします。
YMYL自体は直接の不合格理由ではありませんが、権威性や信頼性に疑問を持たれることが多く、合格しているサイトも存在します。
しかし、検索結果で上位に表示されにくいため、読者に読まれない記事に広告を載せたくないという観点から、厳しい判断が下されることがあります。
独自性のある体験談の記事を中心にリライト
独自性のある記事作成のため、自身の体験談を活かすことにしました。旅行体験記を例に、自分で撮影した写真を追加し、記事を全面的に修正しました。
体験に基づいた具体的な記述と、高画質のオリジナル写真によって、記事の信頼性と独自性を高めることを目指しました。
これにより、Google AdSense審査において、より高い評価を得られると期待しています。
ブログ名・カテゴリーの見直し
サイトのテーマと合致しない記事などを修正・削除しました。 サイト全体のテーマを明確にするため、ブログ名とカテゴリーを見直し、1カテゴリーにつき最低3記事を目安に記事を追加・修正しました。
テーマから外れる記事は削除し、サイト全体の整合性を高めることで、Google AdSense審査における評価向上を目指しました。
トップページデザインの見直し
サイト全体の使い勝手を向上させるため、トップページをサイト型に変更し、カテゴリーメニューを導入しました。
これにより、カテゴリー一覧と説明がトップページから確認できるようになり、ユーザーは目的の記事にスムーズにアクセスできるようになりました。
視認性を高めるため、余白を意識したデザインに配慮しました。 WordPressテーマはCocoonからSWELLに変更しましたが、テーマ変更はGoogle AdSense合格に必須ではありません。
すべての画像のALT属性を設定
アクセシビリティとSEO対策のため、全ての画像にAlt属性を設定しました。Alt属性は、画像が表示されない場合の代替テキストとして、視覚障碍者への情報提供や、検索エンジンへの情報伝達に役立ちます。
画像作成にはCanvaを使用しており、無料版でも十分ですが、Pro版は素材や機能が豊富で便利です。
モバイルユーザビリティーエラーの解消
モバイルユーザビリティエラーを修正するため、サイトのデザインを微調整しました。 しかし、モバイルユーザビリティエラーの原因が不明な場合は、放置しても数日で自然と解消されることがあります。
すぐに原因が特定できない場合は、焦らず様子を見るのも一つの方法です。
申請後も定期的に投稿・リライト
不合格理由の一つである「コンテンツの最小要件」には、更新頻度も含まれている可能性があります。更新が止まっているサイトは、Googleから有益で魅力的ではないと見なされ、アドセンス合格が難しくなります。
そのため、申請前に記事を用意し、申請後は1~2日おきに新しい記事を投稿またはリライトする戦略を取りました。
しかし、これを行っても不合格になることもあり、合格時には申請から24時間以内に通知が来たため、更新頻度だけが影響しているわけではなさそうです。
不合格後すこし時間を置いてから申請
不合格通知を受けた後、数日で修正して再申請した際は、ずっと不合格でした。しかし、合格したときは再申請までに20日間の時間を置きました。
この経験から、即座に修正して再申請するよりも、時間をかけて改善点を見直し、余裕を持って再申請する方が良い結果につながる可能性があると感じました。
時間をかけることで、サイトの質を高めることが重要だと実感しています。
実施した対策の効果がどれかは今となっては不明ですが、トライアンドエラーを繰り返し、少しずつブラッシュアップを続けたこの半年は、私自身やサイトにとって意味のある時間でした。
長い不合格期間中に、文章の書き方や苦手なデザインについて学び、ブログ立ち上げ当初よりも記事の質が向上したと感じています。
渦中は苦しいこともありましたが、成長の機会としてポジティブに捉えています。
不合格期間が長かったので文章の書き方や苦手なデザインの勉強も始め、ブログ立ち上げ当初よりは記事の質があがったのではないかと感じています。
ご参考までに、ブログ力の底上げに私が実際に読んでとても参考になったオススメ本を3冊ご紹介します。
「有用性の低いコンテンツ」という不合格理由は、努力を全否定されているようで落ち込むこともありましたが、コツコツと修正を重ねることで、ついにゴールにたどり着きました。
次の申請で、あなたも合格の通知を受け取れるかもしれません!一緒に頑張りましょう。応援しています!
Googleアドセンスの噂?
Googleアドセンス合格ノウハウには、都市伝説的なものが多く存在し、例えば、
そのようなこともなく、合格する前から普通に貼りまくってましたが、問題なく合格しました。
推測ですが、アフィリエイト広告が記事内容と関連性が薄かったり、商品販売を強く意識しすぎていると、記事の有益性が低く評価され、不合格になる可能性があります。
読者の悩みに寄り添い、「この悩みを解決するにはこの商品がおすすめ」という自然な流れでアフィリエイトを掲載することが重要です。
読者にとって有益な情報を提供し、その解決策として商品を紹介するストーリーが読み取れる記事であれば、アフィリエイト広告があっても問題ないでしょう。
実際には、Canva Proを使用した画像が多いですが、イラストACやいらすとやさんの商用利用OKの画像も活用しています。その結果、無事に合格できました。
一方で、画像が全くない記事は合格しにくい傾向があります。アイキャッチだけでなく、適度に画像を挿入することが重要です。
特に、自分で撮影した写真や自作の画像を使用することで、Googleアドセンスに合格しやすくなるでしょう。
- 留学
- 転職
- 語学学習
- 飲食店の食べ歩き紹介
- 旅行・キャンプ場
コメント