副業をしている人の中には、スキルや専門知識を活かして稼いでいる人も多いのですが、駐車場などをシェアして稼ぐ副業もあります。
駐車場などで稼ぐ副業のことを「シェアリングエコノミー」として近年注目された稼ぎ方で、自分の所有物を提供して稼ぐ方法もあります。
そこで今回は、駐車場シェアリングサービスについて解説していきます。
駐車場シェアリングサービスとは?
駐車場シェアリングサービスとは、「駐車場を使いたい人」と「駐車場を貸したい人」をマッチングしてくれるサービスとなっています。
都市部の駐車場不足から2012年に生まれたサービスで、市場規模は年々増加しており、今では都心部だけではなく地方でも人気のサービスまで成長しています。
2020年には新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、電車やバスなどの公共交通機関を避けマイカー通勤する人が増えたため、ユーザー数も増えています。
駐車場シェアリングサービスの市場規模は、
- 2019年・・・56億円
- 2030年・・・360億円(見込み)
引用元:富士経済研究所
駐車場シェアリングサービスは、今後も成長していくと予想されているため、今後を空きスペースも駐車場として貸す人が増えるでしょう。
駐車場のオーナーとは?
駐車場オーナーとは、自分の所有している駐車場を貸して収入を得る人のことで、駐車場シェアリングサービスのオーナーには以下のような人がいます。
- 一般家庭・・・自宅の駐車場
- マンションオーナー・・・マンションの駐車場
- 企業の経営者・・・会社の駐車場
- 店舗の経営者・・・お店の駐車場
- 不動産の所有者・・・空地や更地
大手の駐車場シェアリングサービスの特Pでは、自宅の駐車場を貸している人は、全体の3割ほどで駐車場オーナー未経験の一般家庭の人も参加しています。
駐車場オーナーに必要な物は、「車1台分のスペース」「パソコンorスマホ」「連絡用メールアドレス」「振込用の銀行口座」となり、気軽に参加して収入を得ることができます。
駐車場オーナーになるためには?
不動産を運用するには手続きが面倒だったり、複雑な契約がありまるため、知識のない人にはハードルが高いかもしれません。
駐車場シェアリングサービスは、専門の知識や面倒な手続きもなく始められるので初心者でも簡単に始められます。
オーナー登録
駐車場シェアリングサービスに無料会員登録しますが、「オーナー」と「ユーザー」に分かれているので、駐車場を貸して収入をえたいのであれば「オーナー」に登録しましょう。
登録時には以下の個人情報を入力します。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
駐車場の登録
貸し出す駐車場の登録では、駐車場の住所を入力し、表示されている地図で場所をタップやクリックして印をつけ、最後に駐車場の写真を3〜4枚ほどアップします。
駐車場の写真は、「周辺の写真」「駐車場全体の写真」「駐車スペースの写真」「駐車場の区画図」が必要となります。
これらの情報を元にして、ユーザーが駐車場を借りるか判断するので丁寧に確認をしながら行いましょう。
審査と掲載
駐車場の情報や個人情報を入力したら、本人確認と審査が行われ、問題がないことが確認されると貸したい駐車場がサイトに掲載されます。
掲載については運営会社が行ってくれ、オーナーが駐車場の貸出に行うことは、
- 貸出料金の設定
- 貸出スケジュールの設定
これらを設定しますが、料金はオーナーが自由に決められるで周辺のコインパーキングの料金を参考にするか、運営会社に適正料金を算出してもらいましょう。
駐車場を貸出すタイミングについても、オーナーの裁量によるので、自分が使うときは貸出中止にし、利用しない期間のみ貸出すようにするなど自由に決めることができます。
駐車場オーナーのお金に関することとは?
コインパーキングのオーナーになりたいのであれば、精算機に看板や照明の設置など、必要な物は数多くあるため初期費用として300万円くらいは必要になります。
駐車場シェアリングサービスのオーナーはどれくらいの費用が必要なのか解説していきます。
コスト0円で始められる
駐車場シェアリングサービスのオーナーを始めるためのコスト0円で参加可能なので、土地を持っているのであれば気軽に始めることができます。
精算機や看板の設置も必要なく、アスファルト舗装なしで、更地を特に整備することもなく貸出すことができるので、費用がかからないので金銭的なリスクはほぼありません。
具体的には、「登録料」「設備投資費」「システム利用料」「ランニングコスト」「解約料」が全て無料で収入を得ることができます。
手数料とは?
コストに関してが無料で始めることができますが、駐車場を貸して売上が上がることで手数料が発生します。
駐車場シェアリングサービスの手数料は売上金の30%〜50%が相場になっているので、もし1万円の売上で手数料が50%であれば、5,000円が収入となるわけです。
駐車場シェアリングサービスの比較方法
駐車場シェアリングサービスの比較方法を解説していきます。
ユーザー数
駐車場をシェアして稼ぐためには、たくさんの人にスキマなく駐車場を利用してもらう必要があるため、駐車場シェアリングサービスに登録しているユーザー数が重要になってきます。
ユーザー数の登録が多いサイトほど利用率がUPし、逆に少ないところでは利用者がほぼいないということになってしまいます。
そのため、100万人以上登録者がいるような大手駐車場シェアリングサービスに登録することをオススメします。
手数料
駐車場シェアリングサービスの手数料の相場は30%〜50%で、そのため単純に手数料が少ないところを選ぶことで収入が増えます。
ですが手数料が安いところでは、利用する人が少ないのであれば売上が上がらないため、駐車場を貸したいところの登録者数が多いサイトに登録しましょう。
目先の手数料を減らすことにこだわっていると、利用者数が少ないので収入が全くなく、結果的に駐車場が空きっぱなしになるかもしれないので注意しましょう。
サポートと補償
駐車場を貸したときに、壁や備品が壊されてしまうかもしれないというリスクがあり、その点のサポートや補償体制はどうなっているのかの確認は必須項目です。
大手サービスであれば24時間365日のサポートは当然で、何か問題が発生すればコールセンターに相談し、対応してもらうことができます。
駐車場シェアリングサービスのユーザーは保険加入が義務付けられているので、もし物損害が発生してもユーザーの保険で補償してもらえます。
また、運営会社も駐車場シェアリングの専用保険に加入している場合もあるので、ユーザーの保険と運営会社の保険で安心できます。
オススメの駐車場シェアリングサービスとは?
オススメの駐車場シェアリングサービスを紹介します。
特P
運営会社 | 株式会社アースカー |
運営開始 | 2017年9月 |
利用者数 | 月間150万人 |
オーナー数 | 約10万人 |
貸出プラン | 時間貸し/1日貸し マンスリー/サブスク |
料金設定 | 自由に設定 |
必要経費 | 初期費用&月額料金0円 |
手数料 | 売上金の10~30% |
補償体制 | ユーザーの対物保険 |
月間の利用者数が150万人を超える大手駐車場シェアリングサービスで、急激にサービスの拡充が注目されています。
多くの駐車場シェアリングサービスでは、時間貸しが多いのですが、「特P」では以下のようなプランが用意されています。
- 時間貸し:4時間から貸し出せる
- 1日貸し:1日単位で貸し出せる
- マンスリー:1ヶ月単位で貸し出す
- サブスク:6ヶ月以上の長期で貸し出す
貸出プランの広さと業界最安値の手数料が「特P」の魅力で、
- 時間貸しと1日貸しの場合*売上金の30%
- マンスリー:上金の20%
- サブスク:売上金の10%
このように他社と比較しても圧倒的にオーナーにとってお得になっています。
まとめ
空いている土地があり、持て余しているのであれば駐車場シェアリングサービスを活用して収入を得ることは今の時代では必然的なことかもしれません。
住んでいる地域によっては、需要がないかもしれませんが会員登録をしてみて確認をすることはすぐにできます。
案外決めつけで需要がないかもしれないと思っているだけで、実際は宝の山かもしれませんよ。
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