YouTubeでコンテンツを配信している職業で、YouTuberはここ10年ほどで一般的になるほど、メジャーになりました。
その中で、デジタルアバターという架空のオリジナルキャラクターで登場するVTuberとして活躍している人もいます。
そこで今回は、VTuberになるためにはどうすればいいのかや、メリット・デメリットについて解説していきます。
VTuberとは?
VTuberとは、「Virtual YouTuber(バーチャル ユーチューバー)」の略称のことで、自分が動画に出演するのではなく、オリジナルキャラクターを登場させ、YouTubeなどでコンテンツを配信する人のことです。
ライブ配信をしたり、アイドル活動や音楽活動をする人もいたり、「Vライバー」「VRアイドル」と呼ばれたりしています。
多くは2D・3Dのキャラクターに自分の声を吹き込んで、「モーションキャプチャ」で人間の動きを読み取り、キャラクターに反映させ、動画を作っていきます。
VTuberが収益を得る方法は、概ねYouTuberと同じですが、再生数に応じた広告収入以外にも、ライブ配信中の投げ銭、企業案件報酬などがあります。
他にもキャラクターの強みを活かした、LINEスタンプやキャラクターグッズを製作・販売などで収益があります。
VTuberを始めるには?
キャラクターを作ることが好きな人などは、スキマ時間を活用してVTuberになりたいと思うかもしれません。
そこでVTuberを始める前にすべき必要なことを紹介していきます。
機材を揃える
VTuberとして活動を始めるために、専用機材を準備することは必須となります。
ゲーム実況をメインで行いたいのであれば、高スペックパソコン周辺環境を整えることで配信が楽になりますが、トークメインであれば高額機材を準備しなくても始められます。
また、Vライバーをメインで考えているのであれば、スマホのみで、気楽に始めることができます。
さらに、必要なソフトウェアやアプリケーションの中には、無料で使用できるものもあり、ちょっと始めたいと考えている人にオススメです。
最低限必要な機材は下記の通りです。
パソコンを使って活動する場合
- パソコン:10万円程度~
- アバター制作ソフトウェア:無料~
- Webカメラ:3,000円程度~
- マイク:3,000円程度~
- 動画編集ソフト/配信ソフト:無料~
- FaceRig(Webカメラを介して顔の表情や向きをバターに反映できるソフトウェア):1,480円
スマートフォンを使って活動する場合
- スマートフォン:3万円程度~
- VTuberアプリ:無料~
アバターを作る
VTuberとして活動する場合は、最初にアバターを作る必要があり、2Dアバターか3Dアバターのどちらかで作成します。
2Dは平面で表現されるイラストで、3Dのアバターは奥行きはあり、様々な表情や体勢を表現できます。
どちらを選択するかは好みによりますが、動きが軸となるコンテンツ制作したいのであれば3Dで、トークメインであれば2Dで問題ありません。
但し、3Dアバターの方が2Dアバターよりもコストがかかるので、今後の活動をどのようにしていくのかを考えて決めましょう。
配信をする
アバターが完成したら動画制作となり、コンテンツの構成や必要に応じ台本を作成し、撮影をしていきます。
撮影完了後に動画編集ソフトを使い、コンテンツを完成させ、動画配信プラットフォームにアップロードします。
ライブ配信であれば編集する必要がありませんが、ハプニングに対応するトーク力に、視聴者とのコミュニケーション力が必要になります。
VTuberになるメリット
VTuberになるメリットを紹介していきます。
顔出しの必要なし
VTuberの最大のメリットは、普通のYouTuberと違い顔出しすることなく、自分の得意なことを配信できるという点です。
ボイスチェンジャーを使って、理想の声にしたり性別を変えたりできたり、自分好みの姿と声で配信できるのも人気な点です。
顔出ししてYouTuberをしていると炎上という危険性もありますが、VTuberであれば日常への影響はゼロではありませんが限りなく抑えることができます。
副業であれば身バレについても、基本的に自分からバラさない限り大丈夫なので安心して活動できます。
在宅ワークができる
VTuberは在宅ワークできるメリットもあり、トークやゲーム実況をメインにすることで、撮影準備・撮影・動画編集まで全部自宅で完結できます。
どこかに出かける必要もないので、時間や費用面についてもゆとりが持てるはずです。
キャラクターになりきれる
VTuberでは自分のなりたい姿をキャラクターとして配信できるので、普段ではできない派手な格好や個性的なファッションであっても、VTuberでは自由に表現可能です。
インターネット上ではいつもと違う自分であっても作り上げられるので、なりたい姿で楽しめることもVTuberという仕事の一つです。
VTuberになるデメリットや注意点
VTuberになるデメリットや注意点を紹介していきます。
著作権には注意
動画コンテンツを配信するのであれば権利関係については、徹底的に気をつけて制作しなければいけません。
動画でBGMや効果音や、背景画像を使用する場合など、著作権の範囲を十分に確認しておかないといけません。
フリー素材もありますが、有料素材の中には、使用できる日数や公開範囲に限りがあるケースもあり、トラブルの発生を防ぐために契約内容を確認しておきましょう。
炎上に注意
動画配信者やライバーをしていると炎上をしてしまう可能性があり、発言についての責任はあくまで自分自身になるので注意しなければいけません。
プライバシーの侵害や名誉毀損に当たる発言があったりすると、動画がSNSで拡散され、大きな炎上を巻き起こしてしまうかもしれません。
フォロワーや視聴者が増えることでリスクも大きくなるので、不用意な発言には注意しながら、視聴者を楽しませるコンテンツ制作に勤しみましょう。
収益があるとは限らない
YouTubeで動画配信をする場合、収益の軸になるのは広告収入となるので、再生数やどれだけ長く視聴してもらえるかが重要です。
コンテンツ内で流れる広告数により変化があるので、始めたばかりのことは、右肩上がりになることはまずあり得ません。
簡単には収益とつながらないので、心が折れそうになるかもしれませんが、続けていくことで少しずつ収益が増えることでモチベーションも上がってくることです。
まとめ
VTuberとはどのような仕事か、VTuberのなり方にメリットやデメリットについて解説してきました。
活躍しているVTuberは、楽しみながら物凄い収益を上げているように見えますが、全ての人が最初から稼げていた訳ではありません。
そのため、安定した収益を得られるまで、粘り強いコツコツとした努力は必須となるので、自分なりのモチベーションを上げる方法を見つけましょう。
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