現代社会においては資産運用は欠かせないものになりつつありますが、様々な種類があり、何から手をつけていいのか分からないかもしれません。
そこで今回は、資産運用の種類とリスクやリターンを紹介して行きます。
ローリスクとローリターンの資産運用
初心者に最も安全なローリスクとローリターンな資産運用を紹介していきます。
預金
預金は数ある資産運用の中において、最も取り組みやすく多くの人が利用している方法です。
銀行口座を開設し、お金を預けているだけなので、資産運用という意識がない方も多いかもしれません。
預金が資産運用になる理由は、利息があるからですが、実際には超低金利なので預金で資産が増えることはほとんどありません。
メリット
- 一円から始めることができり
- 元本の保証がある
- もし銀行が破綻しても1,000万円は保証される
デメリット
- 普通預金の平均年利率は0.001%
- もし銀行が破綻した場合に1,000万円を超えた金額は保証されない
外貨預金
日本円での預金において資産が増えることはなく、資産運用でも一応あるのですが、多くの場合はお金を安全に保管するために利用するものです。
資産運用でオススメなのが日本円を外貨に換え、銀行に預ける外貨預金になります。
一般的には外国の方が日本よりも金利が高くなっており、さらに預金したときと引き出しのときの為替相場の差から利益がでエウ場合もあります。
メリット
- 預金よりも利率が高い
- 為替変動によって利益が出ることもある
デメリット
- 手数料が割高である
- 為替変動によって損失が出る場合もある
- もし銀行が破綻したり通貨危機になったときの保証はない
- 通貨ごとによって変動要因が違うので、外貨の種類選びが困難
債券投資
リスクを抑えつつ利益を得たいのであれば債券投資がオススメで、債券と呼ばれる有価証券を購入することです。
期日まで保有することで、元本が戻ってくる上、元本と利率に応じた利息もついてきます。
元本が戻ってくる日が償還日、利息が支払われる日が利息払いと呼ばれ、大きな利息を狙って償還日を待たずに売却することもできます。
メリット
- 売却しないのであれば低リスク
- 国債を選部ことでさらに低リスク
デメリット
外国債を選べば為替変動によってリスクがある
社債においては倒産のリスクがある
ミドルリスクとミドルリターンの資産運用
バランスのよりミドルリスクとミドルリターンの資産運用を紹介していきます。
投資信託
資金が少ない人や資産運用の初心者にオススメしやすいのが投資信託で、複数の投資家が出資し、集まった資金を元にファンドマネージャーに運用してもらう方法になります。
投資のクラウドファンディングのような感じと考えると分かりやすいかもしれません。
メリット
- 少額で投資ができる
- プロに運用を任せられる
- 投資さきの分散によってリスクヘッジがしやすい
デメリット
- 手数料の種類が多いためコストが割高である
株式投資
資産運用の中で最も有名な株式投資で、会社の株を売買することで、購入時と売却時の株式の差額によっての利益が得られます。
売却以外の利益以外でも、長期保有することでの配当や株主優待など、色々な種類の利益があります。
メリット
- 基本的に100株からの購入でき、少額でも始められる
- 投資先や利益の種類があり、選択肢も数多い
- 中長期の運用であれば、労力も少なくて済む
デメリット
- 値下がりに倒産するリスクがある
- 短期取引においては特に時間と労力がかかる
- 社会的要因の影響も多いため、確認すべき情報が多い
REIT
REITは「Real Estate Investment Trust」の略称で、不動産投資と呼ばれており、複数の投資家から集めたお金を、不動産運用のプロに任せます。
不動産投資は多くの資金が必要なため長期ローンが前提となり、REITでは少額から不動産投資ができます。
メリット
- 分配金が高く、配当も比較的安定している
- 種類によっては100円から始められるほど少額で始められる
- プロに運用を任せる
デメリット
- 不動産を所有しないので住んだり売却はできない
- 自然災害、運用を任せている法人の倒産リスクがある
- 不動産市場の影響をかなり受ける
不動産投資
不動産投資は不労所得を考えている人にとってはオススメで、マンションなどを購入し運用することで収益を得ることができます。
売却によって大きな金額を得ることや、運用中の物件に住んだり活用することもできます。
メリット
- 物件により長期的な不労所得も可能
- 不動産の管理等は業者に任せることも可能
- 売却や自己利用のような選択も可能
デメリット
- 初期費用や長期ローンが必須
- 空き家や滞納などのリスクがある
- 自然災害や人口減少に市場変動などの影響はある
ハイリスクとハイリターンの資産運用
多くの利益を考えている人のハイリスクとハイリターンの資産運用を紹介していきます。
仮想通貨
資産運用として新しい種類なのが仮想通貨で、インターネット上でやり取りをする財産的価値なものとなります。
実際に使われている通貨ではないので、仮想通貨を使う人のニーズや供給によって価値が変動し、その変動が激しいためん大きな利益や損失などよく見られます。
メリット
- 短期間で大きな利益が得られる場合もあり
- 取引時間がいつでもできる
デメリット
- 国や銀行のような保証する団体はない
- クラッキングや通信障害などのインターネット特有のリスクがある
- 今後の規制されるか先行きが不明
- 種類が数多くありすぎるので選択が難しい
FX
FXとは、「Foreign Exchange」の略称で外国為替取引のことで、各国の通貨の差額による損益を利用する資産運用になります。
株式投資と資産運用の方法は同じですが、FXにはレバレッジという仕組みがあり、投資額より数倍から数十倍の資金運用もできます。
このレバレッジをうまく利用すれば、少ない資産で大きな利益にもなりますが、反対に大きな損失にもなり兼ねません。
メリット
- レバレッジによって少ない元手でも大きな利益になることも可能
- 株式投資よりも取引可能時間が長い
デメリット
レバレッジによって取り返しのつかない損失になる可能性もある
値動きが激しく、世界中のニュースを確認しないといけない
配当や優待などはない
資産運用にオススメな制度
資産運用にオススメな制度を紹介していきます。
NISA
NISAとは、個人投資家向けの優遇制度で「NIPPON Individual Savings Account」の略称で、少額投資非課税制度とことです。
少額の投資によって得られた利益に必要な税金がゼロという制度となっています。
ただし、NISAで非課税になる期間は最長で5年となっており、対象となっている投資商品も限られています。
NISAで非課税となっている投資商品は、
- 上場株式
- ETF
- REIT
- 公募株式投信
このようになっています。
つみたてNISA
つみたてNISAは、中長期的な投資に向けたNISAで、最長20年までが対象とあなっている投資が非課税です。
つみたてNISAは年間40万円までの投資によって得た利益が非課税の対象となっています。
NISAとつみたてNISAは併用できないので選ぶ際には注意してください。
iDeCo
iDeCoは私的な年金制度の一種で、資産運用によって得られた利益を年金の一つとして活用できる制度です。
NISAなどとは違って対象となる投資商品の制限はなく、毎月一定額を60歳まで運用します。
年金制度として資産運用しているため、積み立てた資金や利益については、原則60歳まで引き出すことはできません。
自分に合った資産運用を選ぶことが重要
どの種類の資産運用が選ぶことは重要で、特に重要なことはリスクとリターンを考えるぬくことです。
どのような資産運用を選んだにしても必ずリスクは必ず存在し、銀行ですら破綻してしまうと1,000万円を超えた預金はなくなってしまいます。
どのような資産運用においてもリスクがあることを理解して、自分のレベルにあったものを選ぶことが重要です。
元手では余剰金を使い、生活に必要な資金は一切手をつけないなど、リスクヘッジを考えてからどの資産運用がベストなのか考えてから始めましょう。
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